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◆RIPの設定(その1)
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◆RIPの設定(その1)

ここでは、YAMAHAルータにおけるRIPの設定を紹介してゆきます。


◆RIPとは

 RIPとは、Routing Information Protocolの略で、最も古くから使われているルーティングプロトコルです。

 RIPの歴史は古く、現在のインターネットの前身であるARPANETの時代から存在しています。では、古いからといって現在、ほとんど使われていないのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。

 RIPは、古いルーティングプロトコルであるにもかかわらず、現在でも小規模なネットワークで、よく使用されています。それは、RIPは仕組みが単純で、実装が容易であることがその理由です。

 家庭用のブロードバンドルータでさえ、RIPが実装されています。RIPは、最も身近なルーティングプロトコルであると言えます。

※必ずRIPが実装されているとは限らないので注意

こんな、古いブロードバンドルータだって、ちゃんとRIPルーティングをサポートしています。


管理画面を確認するとちゃんとRIPの項目があります。


 このように、RIPは、非常に古いルーティングプロトコルであるにもかかわらず、実装が容易であるため、現在でも広く使用されています。古いからといって、ないがしろにしておくことはできません。しっかりと仕組みを理解しておくことが大切です。

 RIPは、UNIXの「routed」というプログラムが基になっています。のちに、現在のRIP version1(RIPv1)となり、その後、RIPv1の制限を克服するために、RIPv2が開発されています。RIPv2は、RIPv1をベースに拡張しているため、基本的には、RIPv1とほぼ同じ動作をします。

それでは、RIPを設定してゆきます。

ネットワーク構成は、下図の通りです。


●RAの設定

RAルータにIPアドレスの振り当てなどの基本設定を行います。

# console prompt RA
RA# ip lan1 address 192.168.1.1/24
RA# ip lan2 address 192.168.2.1/24

●RBの設定

RBルータにIPアドレスの振り当てなどの基本設定を行います。

# console prompt RB
RB# ip lan1 address 192.168.3.1/24
RB# ip lan2 address 192.168.2.2/24


◆ルーティングテーブルの表示

IPのルーティングテーブル(経路情報テーブル)を表示するには、「show ip route」を使用します。

RAのルーティングテーブルを表示します。

●「show ip route」コマンドの出力
RA# show ip route
宛先ネットワーク    ゲートウェイ     インタフェース  種別  付加情報
192.168.1.0/24      192.168.1.1            LAN1  implicit
192.168.2.0/24      192.168.2.1            LAN2  implicit

 ルーティングテーブルの内容から分かるように「192.168.3.0/24」の経路情報がありません。ということは、RAルータは、宛先が「192.168.3.0/24」のパケットを配送できないことを意味します。

RBのルーティングテーブルを表示します。

●「show ip route」コマンドの出力
RB# show ip route
宛先ネットワーク    ゲートウェイ     インタフェース  種別  付加情報
192.168.2.0/24      192.168.2.2            LAN2  implicit
192.168.3.0/24      192.168.3.1            LAN1  implicit

 ルーティングテーブルの内容から分かるように「192.168.1.0/24」の経路情報がありません。ということは、RBルータは、宛先が「192.168.1.0/24」のパケットを配送できないことを意味します。

この続きは、次の「RIPの設定(その2)」で説明してゆきます。

デフォルトルート(その2)」 ← 前項 | 次項 → 「RIPの設定(その2)



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