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◆PPPとは |
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◆PPPとは
PPPは、IOS DHLCをベースにしているデータリンク層のプロトコルでWANで使用されている最も身近なプロトコルです。認証や、圧縮など豊富なオプションから、ダイヤルアップ、専用線、DSL、FTTHなどで使用されています。
PPPは、ポイントツーポイント接続する際に使用します。
また、PPPは、マルチプロトコル環境をサポートします。ネットワーク層にIPを使用する場合は、IPCP、IPXを使用する場合は、IPXCPをApple
Talkを使用する場合は、ATALKCP(Apple Talk Control Protocol)を使用することでマルチプロトコル環境に対応しています。
PPPには、「LCP」と「NCP」という層があります。
●LCP
LCPでは、リンクの確立、切断、維持を担当しています。
また、LCPのオプションでは、
・認証
・圧縮
・エラー検出
・マルチリンク
を設定します。
●NCP
NCPでは、ネットワーク層のプロトコルとネゴシエーションを行います。IPCP、IPXCP、ATALKCPを使用することにより、マルチプロトコル環境に対応させています。
●PPPセッションの確立
@リンク確立フェーズ
・LCPフレームを送信してデータリンクを設定、テストを行います。
・MTU、圧縮、リンク認証などについてネゴシエートします。
A認証フェーズ
<認証機能を使用する場合>※認証機能は必ずしも利用しなくてもよい。
・認証を使う場合、ネットワーク層プロトコル フェーズの前に開始されます。
Bネットワーク層プロトコル フェーズ
・NCPパケットを送信してネットワーク層のプロトコルを選択して設定を行います。
「NATテーブルの管理(その4)」 ← 前項 | 次項 → 「PPP(PAP・CHAP認証)」
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